強化ヘッドライトハーネス(自称)
(2007.3)
※お約束ですが作る場合は自己責任で。燃えてもぺんぎん。は責任取れません。
ぺんぎん。がランクル77を買った当時は
ランプメーカーから色々なタイプのハーネスが売られていましたが
今現在(2007.3)
24Vの物は殆どお目にかかる事がありません。
元々いつか買うつもりでいたのですが
販売されなくなったらどうにもなりません。
あとは自作しかないのですが
フォグランプならまだしも
ヘッドライトはちと複雑です。
ネット始める様になってから
思い出した時に検索していたのですが
配線のしかたが分からない・・・。
しかし最近やっと発見出来たので、さぁ大変!
これは作るしかない(笑)
さて、作るにあたって必要な物は
24Vのリレー。
バルブと接続&車両側からの信号を取るH4コネクター(カプラー)。
ヒューズボックス1or2個
あとは配線やバッテリーに繋ぐ端子。
配線保護のコルゲートチューブか熱収縮チューブ。
そして一番大事な
やる気(笑)
以下恒例のウンチクです(爆)
自作するにあたって1番問題というか
ぺんぎん。の乏しい知識では意味不明だったのが
「マイナスコントロール」
簡単に説明すると
上の図のようになるのですが
ぺんぎん。はリレーを使った配線なんてした事が無いので
考え付かない。
しかも、
ランクルがマイナスコントロールなのかも不明。
しか〜しである。
幸いぺんぎん。には
オクで手に入れた整備解説書がある。
早速電気配線図を広げて確認します。
(・_・D フムフム...
配線図によると
まずバッテリーのプラスからヘッドライトリレー(ライトスイッチONで作動)に。
そして左右のヒューズに分かれる。
分かれたプラスは左右バルブ端子へ。
バルブ内では更に2つに分かれ(HiとLo)て出て行き
左右のHi、左右のLoが各1本になる。
その後
ステアリングコラムにある
ディマースイッチ(HI、Lo、パッシングのスイッチ)に繋がり
ボディーアースに落ちてます。
あとディマースイッチに繋がる途中、Hi側?Lo側?に
ハイビームインジケーターが入り単独でボディアース。
配線図を見る限り
負荷になるバルブ以降に切り替えのスイッチがあり
マイナスコントロールである事はなんとなく理解できますが
あくまでなんとなく・・・(笑)
あと昔から言われていた事なのですが
市販のハーネスや自作ハーネスは
Hiビームにした時HiとLoの同時点灯や、
ハイビームインジケーターの不点灯が起こりえる。(一部車種。トヨタと日産とホンダ?)
不点灯は気を付ければ良いだけの事ですが(車検通らん?)
同時点灯はバルブの寿命を縮めます。
まっ、その時はその時考えるとして(笑)
とりあえず作りましょう!
まずは配線図。
元は4灯式ヘッドライトをHi時にLo側も点けて同時点灯させる回路図。
それを書き直したのがこれ↓
基本的にマイナスコントロールだとこんな感じになるらしい。
※図ではバッテリーに繋がる線が1本にまとめられていますが
実際はリレーの数だけ繋いでます。
メインも2個使うので+線2本。
ライトから出てる3本の線、黄と緑とオレンジが
本来車両側コネクター(ディマースイッチに繋がっている)と繋がるので
間に割り込ませるだけ。
当初ライトのオレンジ線をバッテリーに直結した回路図だったのですが
常時接続はちと怖いのでリレーを追加。
HiLoリレーから出ている赤線はボディーアースでも良いのだが
バッテリーのマイナスに結線。
更に!
図ではメインリレーがひとつですが
2つにして左右独立させると最強になるかも・・・。
という事で
自称最強にします!
とは言えハイワットバルブが手に入らないか。。。(笑)
今回使うリレーはキーレスでお世話になったITcomさんで取り扱ってる物。
勿論24V用ですが接点容量?が30A/14VDCですので
14V時420Wまでいけます。
でもぺんぎん。のランクルはエンジンかかると28V超えるので
420(W)÷28(V)=15(A)
となる(たぶん)
メインも左右独立にするので
標準バルブが75/70Wだから片側・・・
75W÷28V=2.7A
同時に点いても(困るが)
145W÷28V=5.2A
計算上約3分の1なので
たぶん問題無いでしょう!突入電流無視(笑)
また、ハイとローのコントロールリレーは
バルブのマイナス側に接続するので15Aもあれば
問題が無いと思います。確信は無い!
さて
グダグダな説明はここまでにして
いよいよ作ります。
まずは材料の紹介。
左:ITcomさん取扱いのリレー4つ。
右:配線.comさん取扱いのH4カプラー2組。
このカプラーはカー用品屋でもお目にかかれない
リレーと配線を接続するカプラー(メスのみ使用)4つ。(平型端子でも良い)
バッテリーと接続する端子。
無駄買いした各配線(2スケアと1.25スケア)
配線を保護する為に必要なコルゲートチューブ。
7Φで2スケアの線が3本入ります。
これだけ買って7,000円超!
ちなみに
リレーをボッシュやシビエの物(25A)にすると
1個2,000円位するのでリレーだけで結構な出費となります。
各配線を引き回す場所は画像の場所。
赤:+電源、青:右の配線、黄:左の配線、黒:アース
リレーの位置はバッテリー横。
ヘッドランプクリーナーが無いので必然的にこの位置になるでしょう。
んで出来上がった(進行率90%)物がこちら↓
すんげぇーゴチャゴチャしてます(笑)
おまけに色分けしたコードも
コルゲートチューブで分かりません(笑)
あと意外とコルゲートチューブは硬い!
ちゃんとバルブに届くかも未確認(爆
(コルゲートチューブ2m×2本では足りない事が判明)
まだ電源を取る+線(赤2本)にヒューズが付いていませんが
最近の車では管ヒューズなんて使われていませんから
平型にしたかったのですが値段に負けて管ヒューズ用を使用します。
平型ヒューズ用のBOXだと管ヒューズ用の2倍位します。
で、
問題は何Aのヒューズを使うか?ですが
ヘッドライトに標準で使われているのが10A。
そしてリレーは15Aだから
リレー接点保護の為10Aを使う事にしました。
3月某日・・・
いよいよランクルに取り付けです。
先の画像にあった通りリレーを固定して
配線していきます。
配線の長さは若干長めでしたが
短いよりは良い。
そして点灯試験。
まずはLo・・・点灯。
次はHi・・・やはり同時点灯してます。
おまけにハイビームインジケーターも点きません。
確認の為
車両側のH4カプラーにテスター当てると
Hiにした時Loの端子と+の間に24Vと表示。
と言うことは
ハイビームインジケーターを経由して
ボディアースされている事が分かります。
そのおかげでHi時に今回作ったHiLo切替リレーの
Lo側が作動してしまい同時点灯するという事です。
(4灯式ならOKか?)
これでは使えないので(Loのみ点灯なら大丈夫)
対策を考えねばなりません。
状況を整理する。
(車両側カプラー)Loの時はHi側端子と+間に導通無し。
Hiの時はLo側端子と+間、
Hi側端子と+間にも導通がある(無きゃ困る)。
つまり
Hiにした時Loの導通を止めれば良い!
必要な物は同時点灯防止ユニット!!(どこまでも自作)
5線式リレーお買い上げ!(ITcomさん)
右の画像の通り端子5つあるタイプ。
あと無くても出来るのだがH4カプラー1組(画像無し)
これを使い・・・
↑
こんな物を作る(上手く描けた!)
この回路で出来る事は
ヘッドライト点灯時、車両側24V(赤)から信号が流れ各リレーに+を供給。
同時に、ディマーがLoであればLoのマイナス側(30)は87aと接続状態なのでLoが点灯。
(通常30と87aは接続状態)
Hiに切り替えるとHiのマイナス信号が85にも流れるので
85(−)と86(+)間でコイル作動。
その結果87aと30の接続が絶たれ
87と30が接続。
これでHiの時Loの導通をカット出来るでしょう。
多分市販品(ボッシュ製)もこんな感じだと思う。
ちなみにH4カプラーを使わなければ1,000円チョイで出来ます。
で、取り付けた結果ですが
見事同時点灯は解消されました!
(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
でもハイビームインジケーターは点きません(笑)
解消方法は今回買った5線式リレーの87番を+に繋げば
Loの回線にあるハイビームインジケーターに電流が流れるので
点くとは思うのだが・・・
確証は無いので何とも言えません(爆
さて肝心の装着前と後の比較ですが
下にあるのが車内からデジカメで撮った画像です。
(どの画像もF2.8 1/2 ISO400で撮影)
どちらも同じKOITO製75/70WホワイトビームU3770K(110/100W相当)のバルブ(本当か?)
左:ノーマルLo 右:強化Lo
若干強化の方が明るいかな?
左:ノーマルHi 右:強化Hi
ノーマルがやけに黄色がかっている(肉眼ではもっと白い)
強化の方は青味が強く出ている(本来の色?)
比較の結果
画像で見る限りは若干明るくなっているようです。
肉眼でもHiの時は全体的に白っぽく見えるので
バルブ本来の色が出ていると思う。
使っているバルブの特徴かもしれませんが
Hiの時の方が効果を強く感じます。
ノーマルバルブだったら
少しオレンジっぽいので
もう少し違いが出たかもしれません。
またシビエのゴールドバルブにしたいな・・・( ̄o ̄;)ボソッ
あとランプ本体を換えたい。。。
ハイビームインジケーター不点灯解消(2007.4.7)
色々考えた結果
解消方法として同時点灯防止リレーの87番端子に+を流す結線にしました。
これによって
車両側コネクターのLoに電気の流れが出来るので
途中にあるハイビームインジケーターが点灯するでしょう。
ぺんぎん。が考えパターンは3通りあります。
その1:直接+を流す。
その2:Hiのフィラメントからリレーへの線に接続。
その3:Loのフィラメントからリレーへの線に接続。
その1はリレー内の87と87aの接点が異常に近いので
プラスとマイナスが隣り合わせ状態は何となくイヤ。
その2はフィラメントで電力消費後(マイナス側)になるので
精神的に安心(笑)
その3はランクルの標準配線と同様。
んで実験!
まずライトスイッチONで
HiとLoのフィラメントまで+が供給(切替リレーの手前まで)されているので
ハイビームの時に電流が流れる配線に繋げば良いはずです。
下の配線図(最終版)のHiリレー(バルブからの黄線)にエレクトロタップで接続。
リレーから4極コネクターを外した状態(バルブは点灯しない)では
車内のディマーで切り替えると点灯!
しかしリレーに繋ぐと不点灯(バルブが点灯するから?)
次に
Loのリレーに繋がる配線(バルブからの青線)に接続。
切り替えてみると点灯!!
ヘッドライトを点灯させて確認しましたが問題はありません。
これで不点灯が解消されました。
(意外とあっけない・・・)
(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ
結局標準配線と同じにするのが1番でした。
てか気付くの遅い(笑)
↑配線図最終版
補足
エレクトロタップについてですが
今のところちゃんと導通していますが
経年変化によって接触不良が起きる可能性もあるので
確実な半田付けをした方が安心感は大です。
以上で強化ヘッドライトハーネス(自称)は完成です。
ご苦労、俺!
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ!
次回予定
H4フォグの配線製作
但しあくまで予定・・・(爆)
んで
製作予定の配線図
これで本当に点灯するのか?